羽後三吉山末館

ジャンル:中世山(丘)城
所在地 :秋田県横手市雄物川町今宿末館57−1 一帯 (温泉宿泊施設雄川荘、日帰り温泉施設えがおの丘を含む)
お勧め度:★☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :えがおの丘の駐車場利用可能。また、城内にも駐車可能な場所あり
登城日 :2016年9月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
不明。
戦国時代の頃にはこの辺りは小野寺氏の勢力範囲と考えられるので、西の由利十二頭に対する抑えの役割や、由利地域に戦力を送る際のつなぎの城の役割が考えられます。

【縄張】
主要部と思われる南部以外は改変が相当行われており、はっきりとは分かりません。
現在の地形からすると、南北2つの郭群か、南・中央・北の3つの郭群で構成された、一城別郭式の城館である可能性が考えられます(個人的感想です)。

【写真】
南側以外は公共施設が整備されてしまっているので、見るべきものはないので、主要部と思われる南側に登るのみです。
現在の登城道
歩く分には楽な登城道です。

ちなみに、史跡を示す標柱のすぐ脇には防火水槽代わりの小さな池がありました。
堀跡を利用した防火水槽か
もしかすると、かつての堀跡を利用したものなのかもしれません。

登城道の南側には平坦地があります。
馬場跡か何か
後世に耕作のために改変されたものでなければ、馬場や建物跡(武器庫や食糧庫などが想定されます)ではないかと思います。

車道を道なりに進むと郭跡に到達します。
車はここまでです。
想定二の郭
個人的に二の郭と想定しました。

ただ、主郭から見下ろしてみると小さい・・・
想定二の郭を上から
とりあえず想定二の郭としておきますが、もしかすると武者溜のような、主郭の附属郭かもしれません。

主郭の西側当たりには腰郭らしき地形がありました。
主郭の西側当たりの腰郭
これは後世に手が入ったとは考えにくいので、腰郭でいいと思います。

主郭
主郭
南北に細長い形状で、中央部がくびれて細くなっていますが、南北双方に建物を建てる余地があるので、ここに籠城専用の建物があったものと思います。

主郭南端に建つ祠
祠

想定二の郭の南部には、細長い郭がありました。
想定三の郭
道はあるにはあったのですが、藪だったのでパス。
こちらの方が想定二の郭よりも大きいのですが、主郭との行き来を考えると、おそらくは三の郭に相当するのではないかと思います。

さて、登城道のすぐ北側にも一つピークがあります。
イベント広場の南
ここは主郭から直接つながるルートがあったものと思われますが、非常に細い一本道。
今は車道となっている城郭内通路からも登れるようにしてあったとは思います。
しかし、個人的にはこちらは副郭ではないか、と思います。
2つの大きな郭群をそれぞれ独立して機能するようにしたのかな、なんて思いました。

ちなみに、こちらの想定副郭の北は完全に公園化されてしまい、何があったのかはまったくの不明状態。
えがおの丘のイベント広場

なお、この遺跡指定範囲の西側には「登窯跡」の遺跡もあります。
こちらは家臣屋敷などがあった場所ではないかと思います。
全体的な規模は予想でしかありませんが、この遺跡の指定範囲の倍以上の広さの城域(家臣屋敷も含めてのものですが)となることが考えられ、小野寺氏にとっての西側の絶対防衛ラインであったのだろうと予想します。

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P.S.
ちょっと気になって調べたら、主郭西側や、想定三の郭には堀切があるようでした。
訪問時は9月で雑草が多かったとはいえ、やはり下調べをしない悪い癖で遺構を見逃したようです。
どうも、小規模なもののようですが、残念でならない。
また行かなくては・・・
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しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に、日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなど、ヌル系ですがそれなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

完全にブログ更新通知と化してしまったTwitterアカウント= https://twitter.com/jcrsrchr

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