羽前長岡山楯

ジャンル:中世山城
所在地 :山形県寒河江市八幡町5番70号(寒河江八幡宮の住所) 一帯
お勧め度:★☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :寒河江八幡宮の駐車場に20台は余裕で停められます
登城日 :2016年10月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
もともと、現在のとおり八幡宮(八幡神社)の境内でした。
しかし、戦乱が激しい戦国時代になると、平城である寒河江城を本城とした寒河江(大江)氏がここにも楯を築いた、といわれています(詳細不明)。
おそらくただの支城ではなく、寒河江城の詰めの城という意味があったのではないかと思います。
その際に八幡宮が遷座したということはなさそうで、楯神としてその地にあった可能性は十分あります。

【縄張】
詳細不明。
盆地にある独立丘陵のさらに独立した丘陵地に築かれた山城です。
なお、北方向にある公園などになっている長岡山ですが、山形県資料によると中世遺跡としての範囲には入っていません。
しかし、戊辰戦争時には幕府方主力であった庄内藩の陣が置かれたようです。

【写真】
現在の地形からして、二の郭と思われるところには駐車場があります。
駐車場(おそらく二の郭)
けっこう台数が停められます。
お祭りや初詣などでなければ余裕です。

八幡宮の裏手の道
主郭と二の郭の間の段差か、もしかすると堀跡かも
今は小さな段差しかありませんが、もしかすると空堀があった可能性もあるのではないでしょうか?
ちなみに右手の民家(宮司さんの自宅?)もおそらく二の郭の一部ではないかと思われます。

また、この道の写真の左手には水神様があります。
水神様。水の手跡かも
かつては水の手だったのでしょうか?

主郭には寒河江八幡宮が鎮座しています。
主郭の八幡宮
前九年の役の際に源頼家・義家父子によって同市内の別の場所に勧請されたものが、霊験あらたかということで奥州藤原氏討伐後にこちらに遷座したものだそうです(詳細は寒河江八幡宮のHPで)。

おまけですが、これだけの立派な神社。
神前結婚式が執り行えるよう、式場も併設されています。
八幡神社と結婚式場を結ぶ橋
この橋で拝殿と式場を渡れるようにしてあるんですね。

そのアピール看板もありました
結婚式場の看板

えーと、本来の話に戻りまして。
八幡宮への参道ですが、おそらく、ここの改変も激しいと思います。
腰郭と思われる、主郭南側の参道
八幡宮の参道から降りて最初の屈曲部。
細長く少々面積があり、また、二の郭と思われる駐車場にもつながる道(写真左手奥の階段の先)が大きな高低差がなくつながっていますので、腰郭を参道として整備した以上の改変はないと思いますが・・・

その先の参道は、おそらく後の改変ではないでしょうか。
後の改変ではないかと思われる参道
写真のとおり、斜度がきついところで、主郭に直接つながる道を作るとは思えません。
また、城館として成立する前からあったとすれば、また別の話ですが。

拝殿と式場を結ぶ橋をくぐっていくと、こんな土塁っぽいものに遭遇します。
二の郭、三の郭と思われる場所の間にある土塁痕と堀跡を利用したような道
この周辺の状況から、破壊する必要がないと思われますので、堀と土塁跡ではないかと思います。

その北には三の郭と思われる公園があります。
三の郭と思われる公園

この写真の左手側には腰郭と思われる場所への道があります。
主郭、二の郭と思われる場所の西にある腰郭と思われる場所
降りてみましたが、南北に細長いので腰郭と思って間違いないと思います。
降りたところの写真は撮り忘れましたw

この腰郭への降る道のちょっと北側に、平地へ降りていける道があります。
登城道のような、平地への道
腰郭と思われる郭から攻撃可能で、つながる先は三の郭と思われる公園。
きっと、これが本来の登城道(の一つ)だと思います。

城館としての歴史よりも、地域の尊崇を集める大社としての歴史のほうが圧倒的に長いため、遺構がいまいち確認しにくい城館ではあります。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

訪問された方々
プロフィール

しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に、日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなど、ヌル系ですがそれなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

完全にブログ更新通知と化してしまったTwitterアカウント= https://twitter.com/jcrsrchr

カテゴリ
最新コメント
最新記事
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

リンク
QRコード
QR
ブログランキング
FC2 Blog Ranking

検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
309位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
53位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ