岩代佐野館

ジャンル:中世平城
所在地 :福島県河沼郡湯川村佐野目舘ノ内甲 の一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年6月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
以下、城逢人(きほうじん)様からの引用です。

「貞治年間(1362~1367)または明徳年間(1390~1393)頃に
佐野四郎左衛門盛智が築いたと伝わります
盛智は加納十郎高明の子で新宮民部少輔明継の娘婿となり
佐野を領有し家名としました」

※サイト内には引用についての注意書きがありませんでしたが、問題であれば連絡いただければ削除します。

【縄張】
不明。
ただし、遺跡指定範囲の面積からすると3郭以上の構造と思われます。

【写真】
国道49号線沿いに城址標柱が建てられています。
城址標柱

そのすぐそばのお墓が気になったのでよく見ると・・・
佐野氏の子孫の墓か?
「佐野×××之墓」と刻まれています。
おそらくは「佐野家累代之墓」ではないかと思います。
墓石自体は古いには古いですが、近世以前までさかのぼれるものではなさそうですが、近代以降に建て直しただけだとすると、かつての館主のお墓といえるのではないでしょうか。

お墓はわずかに高い、土塁の削り残しのような土地に建っています。
墓の背後

そしてその右手(東側)には堀跡を利用したかのような水路があります。
堀跡か?(南側から撮影)

反対側(北側)から撮影したもの。
堀跡か?(北側から撮影)
写真左手(東側)の民家の土地に土塁の削り残しのような地形が見えますが、土塁なのか、後世の盛土なのかの判別は私には無理です。

遺跡指定範囲の東端には古峰神社があります。
外郭線跡か?
遺跡指定範囲が城域と完全に一致しているのであれば、外郭線の名残だと思います。

そうそう、佐野氏関係と思われるお墓はこちらの長福寺敷地内です。
長福寺
写真をなくしてしまったので、Google先生からお借りしました。

遺跡指定範囲やお墓の位置、寺が建立されていることから、このあたりが主郭ではないでしょうか。

わずかに残滓が残る城館です。
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磐城観音山館(2/2)

※磐城観音山館(1/2)はこちら

【続き】
八幡神社の境内から北に向かうと二の郭方向への道があります。
三の郭から二の郭へ

登り始める手前に土橋と空堀があります。
北方向を撮影したもの。
二の郭の空堀(北方向)
三の郭の空堀同様、見事なものです。

その反対側は・・・
二の郭の空堀(西方向)
空堀か?
すぐに土塁状のもので止まっているので、もしかすると水の手なのかもしれません。

空堀に沿って北に向かうと三の郭の北端に出ます。
三の郭北端の祠

この背後(北側)には、ぐるっと三の郭の外を回って、最初に入ってきた大手口と思われる元の入り口に戻る通路があります。
三の郭北の城内通路

さて、二の郭に登りますと・・・藪です。
二の郭
三峰神社までの参道があるだけで、他は全く分かりません。

しばらく進むと坂虎口にぶつかります。
主郭の虎口

この虎口を入ると、塹壕のような空堀があります。
主郭の空堀

さらに登ると、腰郭があります。
主郭の腰郭(南)

これが最終的な主郭の虎口。
主郭の虎口

主郭の周囲は腰郭で囲まれています。
まずは東側。
主郭の腰郭(東)
これは、主郭の虎口脇から伸びている腰郭ですね。

北側。
主郭の腰郭(北)

西側。
主郭の腰郭(西)
こちらは二の郭に繋がっている腰郭でしょう。
分かりにくいのですが、写真中央のやや左手に土塁があります。

遺構自体はよく残っていると思いますが、残念ながら藪が多いです。
藪を刈り払い、案内図や説明板があれば★4つにしたいところです。

磐城観音山館(1/2)

※磐城観音山館(2/2)はこちら

ジャンル:中世平山城
所在地 :福島県西白河郡矢吹町根宿 にある舘山
お勧め度:★★★☆☆
難易度 :★☆☆☆☆
駐車場 :矢吹町根宿集落農事集会所をお借りするしかないかも
登城日 :2017年3月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
元々は国神城を本拠としていた石川氏の支族、中畑(中畠)氏が、白川結城氏に服属後に築いて本拠を移した城館とされています。
築城期は戦国時代後期(天正年間?)と考えられるようです。
その他、詳細不明。

【縄張】
またも余湖さんのお力をお借りします。
鳥瞰図
※引用元はこちら

【写真】
東にちょっと離れたところにあるミニストップ矢吹中畑店の前からの遠景。
遠景
こじんまりとした丘陵のほぼ全域が遺跡指定範囲です。

城址への入り口はこの神社の参道になります。
入口

すぐに土塁らしきものと虎口らしきものが見えてきます(写真右側)。
城内への虎口か?
全体をマッピングしていて、ここが大手口なのではないか、という感じを受けました。

ここを抜けると、腰郭状の細長い郭と、空堀、土橋、土塁と遺構が目に飛び込んできます。
空堀と土橋。
空堀と土橋

ほぼ同じポイントから振り返ると外側(東側)には空堀と土塁。
土塁と空堀

この土塁はすぐ途切れますが、空堀はそのまま南方向に延びて行っています。
外堀

土橋から見る北方向に延びる空堀。
三の郭の空堀

同じく、土橋から見る、南から三の郭を囲うように曲線を描いて延びる空堀。
三の郭の空堀

上から見る土橋。
土橋を上から
藪がすごいところも多いですが、風化と参道が作られたこと以外は完存と思われます。

さて、この参道を登りきると八幡神社が祀られている三の郭に出ます。
三の郭
八幡神社の左手(南側)から後方にかけてうっすらと土塁の残滓があります。

八幡神社の後方の土塁の残滓はここで途切れます。
八幡神社後方にある土塁の残滓

続く

磐城国神城

ジャンル:中世平(台)城
所在地 :福島県西白河郡矢吹町国神 の一部
お勧め度:★☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年3月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
矢吹町HPから引用。

「興国年間(1340~45)ころ、石川九郎光幹が舘主となり中畠氏を創設したと伝えられるが定かでない。
江戸時代の中畑村絵図によれば、周辺に南都域、内屋敷、福寿庵、東都城、森廊、大熊森などの地名がみられる。
圃場整理により現在は本丸(一番高い部分)を残すのみとなり、その遺構など不明が多い。」

※リンク先(昭和45年ころの写真あり)はこちら

【縄張】
圃場整備で消滅したため不明。
櫓台と思われる高台のみが残されている。

【写真】
お見せできるようなものはこれしかありません。
遠景
きれいに平らにされた畑の真ん中にポツンと残る櫓台。
ただ、高さ、幅ともにかなりなものです。
また、残されている櫓台はほぼ正方形になっています。

近くで見上げたところ。
見上げたところ
櫓台の上に建つ枠には説明板がはめられていたのでしょうが、老朽化のためでしょう、紛失していました。

一段低くなっているところ。
一段低い場所
こちらは土塁の残欠(というにはでかい)でしょうか?

最高所。
最高所
こちらは間違いなく櫓台でしょう。

近くを通るときにちょっと寄り道、という感じでないと訪問は厳しい城館です。

※注
矢吹町HPには現状の写真も載っていて、説明書きに「残された国神城館本丸跡」とあるのが気になります。
郭として見ると小さすぎるので、ちょっとないだろう・・・と考えましたが、本丸跡の削り残しであって櫓台ではないのかもしれません。
詳細は不明なので、私はとりあえず「櫓台」と呼びました。

岩代長沼城(3/3)

※岩代長沼城(1/3)はこちら
※岩代長沼城(2/3)はこちら

【続き】
本丸の北西側には二の丸があります。
二の丸全体
藪でよく分かりませんが、郭の周囲には土塁があるように見えます。

また、今は崩落して道がありませんが、二の丸の坂虎口と思しきところには石垣があります。
二の丸の石垣
周囲には石が散乱しているので、二の丸側の本丸の城壁は石垣を伴っていたと思われます。
・・・しかし、二の丸に降りる手段がないのが・・・
無理やり降りることは可能でしょうが、本丸と二の丸の連携はどうしていたんだろう? と不思議に思います。
その道も崩落したのでしょうかねぇ・・・

本丸・二の丸の東側にも腰郭があります。
二の丸側。
東腰郭

本丸側。
東腰郭

神社の参道を使って三の丸(東)に戻ると、目の前にこんなものが。
水道施設
フェンスの中は水道施設ですが、三の丸(東)より少々高くなっています。
櫓台にしては広すぎるので、もしかすると本丸の虎口を守る役割の郭だったのでしょうか?

さて、城外に出た後は外郭線の確認です。
長沼城は東側にその痕跡が残っているからです。
外堀

外堀
水田となり、かなり浅くはなっていますが、明瞭に形状が残っています。

おそらく、これは中土塁。
外堀
ここを重要防御ポイントと見て二重堀にしたのでしょう。

長沼城がある山はどうも地質的に崩落しやすく、また、須賀川市も予算的に修復ができていないようですので、興味のある人は早めの訪問をお勧めします。
(例)
登城道も崩落しています。
登城道
訪問された方々
プロフィール

しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなどヌル系ですが、それなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

完全にブログ更新通知と化してしまったTwitterアカウント=https://twitter.com/jcrsrchr

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