羽後唐松林館

ジャンル:中世平(崖端)城
所在地 :秋田県大仙市協和上淀川西町後 の一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年5月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城主・築城時期とも不明。

【縄張】
破壊のため不明。

【写真】
唐松林館を目指すときは、やすらぎの里(秋田県大仙市協和上淀川中嶋33)を目指すと分かりやすいです。
やすらぎの里
秋田県資料の地図に従うと、このやすらぎの里が館跡になります。

その西側の地形。
遺跡指定範囲西側の地形
右手側がやすらぎの里の敷地。
左手が一段低くなっている畑。
奥の山林は畑とほぼ同じ高さになっています。
このことから、主郭と想定されるのはやすらぎの里。
その西から北にかけてL字状の郭(腰郭と言うには広すぎる気がします)があります。

・・・以上、何もありませんでした・・・
とはなりません。
なぜなら、やすらぎの里の住所は「上淀川中嶋」、遺跡指定範囲の住所は「上淀川西町後」。
あれ? 合わない??

ということで、やすらぎの里から西町後のはずの一段高い地形を見ると、藪の中にかろうじて鳥居があるのが見えました。
どうやら神社境内になっているようです。
やすらぎの里の東にある神社境内
藪がすごいので、やすらぎの里からアクセスは無理っぽい。
回り込んでみようと歩いていくと・・・

すぐに気が付いたのが国道341号線に沿うようにあった土塁状の地形。
土塁上の地形
道路を造る際の削り残しにしては高さがあります。

その上には祠が祀られていました。
土塁上の地形に建つ祠

また、この土塁状の地形の南側には、藪で覆われていたものの、空堀のような地形がありました。
土塁上の地形の南側にある空堀状の地形
こちらは、後世に造られた用水路が放棄されたものの可能性も考えられますが、個人的には空堀に見えます。

西町後の中心部は民家や畑になっており、写真撮影がはばかられます。
その住宅地の中からは神社がはっきり見えます。
やすらぎの里の東にある神社境内
しかし、参道が見つからずここで断念。

この写真を撮った場所の北には郭のような地形が確認されました。
やすらぎの里の北東にある、郭のような地形
う~ん、どうもこっちの方、もしくはここも含めた場所が唐松林館のような気がします。

遺跡地図と現況がイマイチ適合しない気がする城館でした。
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羽後雲崎館

ジャンル:中世山(丘)城
所在地 :秋田県秋田市浜田館ノ前 および 館ノ丸 にまたがる一部
お勧め度:★☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年5月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城時期・築城主とも不明。
主な館主は湊安東氏の重臣、小野筑後守です。
安東氏所領の日本海沿岸南部に対する防衛拠点として機能しましました。

【縄張】
西の大森山から東に延びる舌状台地を利用して造られた城館です。
北~東~南側には厳しい傾斜地があり、天然の要害であったと思われます。
郭の構成は主郭(現稲荷神社)と副郭(二の郭か? 民家敷地)を東西にやや離れた位置に配しており、主郭周囲及び主郭と副郭の間に広い郭を配していた、前線と本拠地を結ぶ駐屯、兵站基地となる「つなぎの城」としての機能がよく見て取れると思います。

【写真】
西側から主郭を見たところ。
主郭遠景
城域内から見るとそう高低差はありません。

ほぼ同じ位置から副郭(二の郭か?)を見たところ。
副郭(二の郭か)
こちらは民家なので入っていけそうにありません。

稲荷神社の参道。
稲荷神社参道

稲荷神社境内。
主郭内部
ざっくりとした印象ですが、周囲に土塁を巡らせていたとは思えません。
おそらく元もなかったか、あっても低い、体裁を整える程度のものではなかったのかと思います。

主郭北側の切岸。
主郭の北切岸

主郭の北~東方向。
主郭の北東の郭跡
民家の先(東側)も遺跡指定範囲なので、そちらでもう一つ以上の郭が設けられていたと思われます。

ぐるっと回って遺跡指定範囲の北西にあるため池。
ため池
かつての堀跡を利用したものかもしれません。

このため池の右手に細い生活道路が走っているのですが、そこには堀跡らしき池がありました。
堀跡か

一度道路で分断され、そのまま西に延びています。
堀跡か

宅地開発や道路建設などに伴って破壊も多いながら、かつての郭の形状はなんとかとどめている城館といえると思います。

羽後山崎館

ジャンル:中世山城
所在地 :秋田県秋田市外旭川山崎 および 泉三嶽根 にまたがる一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :★☆☆☆☆
駐車場 :遺跡指定範囲の南西端の白幡神社の駐車場をお借りできます
登城日 :2017年5月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城時期・築城主とも不明。
距離、規模からすると大堤館の支城ではないかと思います。

【縄張】
はっきり言って現地の内部まで到達できなかったのですが・・・
南西方向に延びる細尾根を段築した構造のようです。
郭数は不明ですが、北側には数段の腰郭を配しているようです。

【写真】
山崎地区にある白幡神社が現在の城館入り口になっています。
白幡神社の鳥居

境内に向かう参道。
神社参道
かなり急傾斜で、階段の両脇にかつての登城道を思わせるようなものは見当たらなかったので、まったく新規に造られたルートのようです。

白幡神社境内。
神社境内
事前情報では、写真左端あたりから主郭に向かう道があるはずでしたが・・・藪。

神社の背後。
神社の背後
高低差は大したことないのですが、完全に藪なので戦意喪失。

それでは、ということで遺跡指定範囲の東端を目指してみました。
墓地入り口
墓地の直前にはチェーンが張られ、立ち入り禁止でした。
ただ、この墓地入り口の道はおそらくかつての堀切を拡幅・掘削したものでしょう。
墓地は新規に開削したものと思われます。

墓地入り口直前から主郭を見上げてみたところ。
主郭の切岸か
登っていけそうな感じに見えますが、かなりの急斜面。
・・・無理に登ると降りるのにとても苦労しそうなのでここで断念しました。

う~ん、ほかの方の写真を見ると、白幡神社から主郭まで行けるルートの藪払いがされているようだったのですが・・・
時期が悪かったのか、もうやめてしまったのか・・・

羽後大堤館

ジャンル:中世山城
所在地 :秋田県秋田市外旭川大堤 および 山崎 にまたがる一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :★☆☆☆☆
駐車場 :城館跡の主要部にある秋田市平和公園(墓地)の駐車場をお借りするしかないでしょう
登城日 :2017年5月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城時期・築城主とも不明。
城址標柱
城址標柱の説明書きによれば、「浪岡右近」なる人物の城館である茶臼館に比定しつつも不明としています。

【縄張】
不明ながら、現在展望台となっているあたりが主郭であろうことは地形から間違いないだろうと思います。
その南北に郭(現在、両方とも墓地で開発済み)を配し、南西方向に延びる細尾根に段郭を配していたのではないでしょうか。
秋田市資料によれば、「郭・腰郭・空堀・土塁」の遺構があるとしていますが、山林に埋もれているのか確認できませんでした。

【写真】
墓地公園内を走る園内通路。
堀跡か?
おそらく、このあたりに城域を区切る大堀切でもあったのでしょうが、あまりにも拡幅・掘削量が多かったのでしょう、まったく面影はありません。

上の写真の中央部には主郭であったろう展望台への遊歩道があります。
展望公園入口

・・・が、しかし・・・
立ち入り禁止
立ち入り禁止とは・・・
一見崩れているとかではなさそうなんですが、無理やり立ち入って何かあってもつまらないのでここで断念。
どうせ、展望台以外には行けそうにない藪の印象ですし。

展望台南側の墓地。
郭跡か?
ここはかつての郭跡なのでしょうが、きれいに削平され、かつての形状は全く分かりません。

上の写真の左端に写っている道路から下っていける歩道があります。
たどり着く先は秋田市斎場です。
しかし、主郭(展望台)から西に延びる細尾根に入れそうな場所は皆無。
樹木深く、藪も深い。

この細尾根の中に手つかずの遺構が残っている可能性は高いのですが・・・

羽後黒沼下堤下館(2/2)

※羽後黒沼下堤下館(1/2)はこちら

【続き】
仮称主郭の東端。
主郭の東端

この先の樹木の間から、国道13号線で分断された北東側を見ることができました。
国道13号線で分断された北東側
写真ほぼ中央部を見ると、自然地形と思われるくぼ地があります。
このことから、最低でも北西側と南東側それぞれに1以上の郭があることが推測できます。

ちなみに、国道13号線(遺跡指定範囲の北西側)から見るとこんな状態です。
分断している国道13号線
写真左手(遺跡指定範囲の北東側)ががっつり削られた様子が、上の写真と合わせてみるとよく分かります。

さて、仮称主郭から北側に降りるルートを目指すと、四阿がありました。
四阿

ここには駐車場が整備されています。
駐車場になっている郭
仮称主郭に付随した郭と思われます。

仮称二の郭方面を見ると、こちらも郭を伴っています。
仮称二の郭北の郭
こちらは仮称二の郭に付随した郭と思われます。

さらにその先には腰郭状の郭も付属しています。
仮称二の郭北の郭の東端
写真右手から写真中央奥に向かって、かなり低いですが土塁の残滓のような地形があります。

この郭から西側を見るとこんな感じです。
仮称二の郭北の郭の東端近くから西方向を見たもの
切岸が崩壊したのか、だいぶあいまいな部分もありますが、いくつかの段築を伴っているのが見て取れます。

そのまま西麓に下ったところから見上げたところ。
入口

この写真の右手あたりには藪に覆われた、小郭らしきものがあります。
藪に包まれた郭

全体的に技巧的ではありませんが、多数の郭を伴った城館ですので、案内図ぐらいはあってほしいものです。
訪問された方々
プロフィール

しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなどヌル系ですが、それなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

完全にブログ更新通知と化してしまったTwitterアカウント=https://twitter.com/jcrsrchr

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