羽後八反田城

ジャンル:中世山(丘)城
所在地 :秋田県雄勝郡羽後町新町馬ノ峰 の一部
お勧め度:★★☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :八反田公園の駐車場で30台ぐらいはありそうです
登城日 :2017年4月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城時期、築城主ともに不明ながら、高寺城の支城でありました。
最後の城主は小野寺久松。
最上義光による小野寺攻めの際に落城。
久松は出家したと伝わります。

【縄張】
案内地図
東から南あたりにL字状の小高い尾根のような地形があり、そこに郭を配しているのが見て取れます。
しかし、北部~中心部あたりがグラウンドとして整備され、全体像は不明です。
おそらくは、このグラウンドのあたりに城主館や馬場などがあったのではないか、と考えています。

【写真】
公園入口から登城しますと、目の前に郭跡の尾根状地形が目に飛び込んできます。
主郭を下から

公園内散策路を進みますと、四阿があります。
主郭
これが主郭の北端からの写真になります。

北の方には二の郭が続いています。
二の郭

四阿から南西方向に進んでいくと忠魂碑などがある主郭最奥部に到達です。
主郭最奥

忠魂碑などの裏側には一段低い附属郭があり、その先には空堀(城内通路でもあったようです)があります。
空堀
藪で空堀が確認できないので、下から見るとこうなっています。
空堀

戻る途中で気が付いたのですが、二の郭の東側に腰郭のような地形がありました。
腰郭か

また、グラウンドの西側には土塁の残欠であろう地形が残っています。
土塁の残滓と思われる
この規模の土塁とすると、城の規模と比較してかなり立派な土塁が西~北側に廻っていたのではないでしょうか。

さらに、馬場路を通って大手門跡に向かいます。
馬場路

大手門跡です。
大手門跡
それらしき雰囲気すらありません。

破壊された北側は仕方ないとして、南側の草刈だけでもしてくれればもっと見学しやすくていいお城だと思います。
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羽後館森館

ジャンル:中世台城
所在地 :秋田県横手市雄物川町大沢根羽子沢 の一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年4月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
遺跡標柱
最後の、「伝承がある」というのが引っかかります。
それというのも、中世の遺物は確認されていないためのようです。

しかし、このあたりでは、天正10年(1582年)に大沢山の戦いという、雄勝・平鹿を中心に勢力を張った小野寺氏と、由利地域に割拠していた由利十二頭連合軍の争いがあった、ということですから、もしかすると陣場であったのかもしれません。

【縄張】
不明。
雄物川の支流に形作られた、南北に細長い自然堤防の上に築かれたものです。

【写真】
台地の東~南~西は数mの段差があります。
東側。
館跡東側

西側
館跡西側

この台地は民家、畑となっており、車道が作られています。
館跡南端部

館跡内部の全景
館内部全景
細長い台地ですが、結構な幅があるため、建物の建築場所に困ることはないでしょう。
これだけ都合がよさそうな立地ですが、近くには三吉山末館がありますので、積極的に城地としなかった可能性も理解できます。

その先、北端部になると、もはやどこまでが遺跡範囲なのか分かりにくくなります。
館跡北端部
りんごの木に隠れていますが、農作業小屋の手前あたりが境界線のようです。
通常なら、このあたりに大規模な堀切があるのが定石ですが、なだらかな地形です。

羽後深堀城

ジャンル:中世平城
所在地 :秋田県湯沢市深堀深堀75(深堀神社) を含む一帯
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2016年10月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
不明ながら、小野寺氏家臣のものと思って間違いないでしょう。

【縄張】
不明

【写真】
遺構はないだろうと予想していましたが、秋田県の史料の「遺構・遺物」の項目には「郭」と明記されています。
それでは何か発見できるかも、と目指してきました。

目標は深堀神社。
深堀神社鳥居

そのまま境内へ。
深堀神社
たぶん、郭とはここを指すと思われますが・・・
らしさ、がありません。

境内脇の水路を見ても・・・
境内脇の水路
堀を埋めて水路にした可能性はあるかもしれませんが、にしてはちょっと堀っぽくない印象を受けます。

深堀神社はあきらめて、農道を使って北側から見てみました。
遺跡指定範囲を北から
全然城館跡らしさを感じさせないたたずまいです。

・・・「郭」ってどこを指すんでしょうかねぇ・・・
民家敷地だったら確認はできないなぁ・・・

羽後樋ノ口城

ジャンル:中世山城
所在地 :秋田県横手市平鹿町醍醐館ノ山 ・ 館ノ下 ・ 岩ノ沢山 にまたがる一部
お勧め度:★★★☆☆
難易度 :★☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年4月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
貞和年間(南北朝期)に、雄勝郡稲庭城を本拠としていた小野寺高道の三男がここに城を築き、樋口氏を名乗ったそうです。
この時期は小野寺氏の勢力が平鹿郡方面に伸びてきていたそうなので、侵攻拠点としてはとても便利そうです。
のち、応仁の頃に小野寺氏と南部氏が争い、その際に戦功をあげた佐藤忠継を家客として迎え当城を与えたそうです。

とりあえず、ほかの方の情報をざっくりとまとめました。
その方々のページはこちらです。
奥羽古城散策
仙北小野寺氏の城館巡り
城郭放浪記


【縄張】
北側以外は急斜面となっている尾根を削平して主要部とし、一部を除き主要部を取り囲んでいます。
地形と遺跡指定範囲からすると、中央西に突き出た半島状の地形と、北部斜面にも郭があったように思いますが、西側は山林が密で、北部斜面は果樹園となりなだらなか坂となっています。

【写真】
城址入り口は南斜面にあります。
南側斜面(入り口)
舗装はされていますが、かなりの急斜面。
しかも、何か工事をしているようで舗装が汚れていて滑りやすかったです。
ちなみに、左手にあるのが三十三観音。
このあたりに駐車可能です。

とりあえず舗装された道を登りきると腰郭部になります。
腰郭
残念ながら、腰郭南端辺りでは何か工事しており進入禁止。

まずは腰郭の西側を進みます。
西側腰郭
倒木がいくつかありましたが、まだ藪化していなかったので楽でした。

そのまま北に進んでいくと空堀(堀切)があります。
西側腰郭最北部にある空堀
このまま西側斜面を伸びていくのですが、浅くなり、かつ藪だったので肉眼でも「なにがなにやら」状態でした。

戻りまして、主要部へ進みます。
腰郭南端にある参道を登るとすぐ主要部に至ります。

振り返り、もっとも立木が少ない南西方向を見渡すとこんな感じで見晴らしがとても良いお城です。
主要部南端からの南西方向の眺め
周囲の立木がなければ、ここからは横手盆地の南側のかなりな部分を監視できる拠点ですね。

そこから東側腰郭を見下ろすと、そこには明瞭な段差がありました。
東側腰郭を見下ろす
この段差が遺構なのか、工事によってできたものかは不明です。

また、ここには小さな神社がありまして、背後の郭からやや高くなっています。
櫓台だったと思われる場所にある神社

この小さな神社を迂回していくと、南北に細長い郭が続きます。
主要部内部
こちらも西側腰郭同様、倒木がいくつかありますが、こちらも藪化前だったので楽でした。

さらに奥。
主要部内部

この写真中央奥の藪の先には、西側腰郭から見上げたとおりの空堀があります。
主郭最北端の空堀

また東側腰郭を見下ろすと、見事な竪堀が落ちています。
東側腰郭最北部にある竪堀
写真中央左下には土橋があり、その先にも腰郭があります。
北東側腰郭を見下ろす

ここまで見てきて関心なのは、主要部の削平がきちんとなされていることです。
この城がかなり重要な拠点(初期は侵攻拠点、勢力拡張後は稲庭城から本城が移された横手城の最終防衛ラインの主要な城の一つとして)だったことを物語っています。

さて、東側腰郭に侵入するのが困難な以上、こちらから主要部最北端(ただし、腰郭以外は藪にしか見えません)に近づくのはあきらめ、車で北側に回り込んでみました。
主要部を北東から見上げる
腰郭が見えます。

さらに北側の遠景。
主要部北西側
郭跡のような、のちの加工のような地形があります。
そして、放棄されているようにも見えますが、果樹園のようにも見えます。
ここで散策を断念しました。

・・・なぜなら、西側からの登り道には「組合員以外立ち入り禁止」のような看板が建てられていたからです。
東側にはなかったのですが、この看板の趣旨は「道が細いから入るな」なのか、「勝手に果樹園に入るな」なのか、どっちなのか不明だったからです。

周囲に人がいれば聞くこともできたでしょうが、時期が時期だけにだ~れもいませんw
ということで、こちら側は未訪問となってしまいました。

羽後今泉館

ジャンル:中世平城
所在地 :秋田県横手市十文字町睦合館前 ・ 起臥 ・ 明神前 にまたがる一部
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年4月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
説明

【縄張】
不明。
遺跡指定範囲が城域なら単郭と思われます。

【写真】
館八会館の敷地内に城址標柱があります。
城址標柱
この標柱の側面に説明書きがありました(上記【来歴】の写真)。

残念ながら、完全に遺構は消滅しています。
全景

本当に土塁の痕跡も堀跡のようなくぼ地も見つけられませんでした。

訪問された方々
プロフィール

しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に、日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなど、ヌル系ですがそれなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

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