羽前羽黒神社館

ジャンル:中世山(丘)城
所在地 :山形県米沢市川井 の一部
お勧め度:★★☆☆☆
難易度 :★☆☆☆☆
駐車場 :西にある、公民館をお借りするしかないと思います
登城日 :2017年11月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城主・築城時期ともに不明。

【縄張】
盆地にある、単独小丘陵を利用した城館です。
頂部は現在羽黒神社境内となっており、2段に削平されていますが、規模や高さからするに、往時は削平の甘い単郭だった可能性が高いと考えられます。
西に神社参道となる石段がありますが、これは遺構とは全く関係のない後世の改変でしょう。
今は消滅しているようですが、どこかに本来の登城道があったのではないでしょうか。

【写真】
館はこのような単独小丘陵を利用しています(南側、上谷地館付近から撮影)。
遠景

西側にある神社参道。
参道

そこには融雪溝があり、これはかつての外堀(人工か自然河川かはともかく)だったのではないでしょうか。
堀跡を利用した融雪溝か
※融雪溝とは。北海道のような極寒ではない雪国ではよく見かける流水路。冬の間水を流しておき、付近の住民がそこにたまった雪を捨てるもの。水がうまく流れると雪が溶けたり下流に流されていく。無理に大量に捨てるとあっという間に周りの道路が水浸しになる。

写真では分かりにくいのですが、参道の北側には道のようなわずかな痕跡がありました。
登城道が崩れたようにも見える地形

急な石段を進んでいくと、境内の手前に折れるような小郭状の地形がありました。
虎口郭か
最初は虎口郭のようなものかと思いましたが、参道は登城道ではないと仮定すると、見張り用の郭だったのかもしれません。

神社境内。
主郭(神社)
きれいに維持されている神社ですね。

神社裏手(北東部)には微妙な高さの土盛があります。
神社北東部
土塁跡なのか、たまたまそう見えるだけなのかは不明です。

うーん、何にもないな、と北側を通って帰ろうとしたところ、腰郭らしきものを発見しました。
北側にある腰郭
北西側は1段ですが・・・
北側にある腰郭(2段に見える)
北東側は2段に見えます。
藪に阻まれているし、神社から降りる道も消滅しているようなので足を踏み入れるのは困難でしょうが、きれいに残っていますね。

神社の建立と山すそが多少削られた程度にしか見えないので、小規模ながらよく残っている城館だと思います。
スポンサーサイト

羽前原田館(米沢)

ジャンル:中世平城
所在地 :山形県米沢市万世町堂森 の一部
お勧め度:★☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年11月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城主・築城時期とも不明。
伊達家家臣、原田甲斐の居館という伝承があるようです。

【縄張】
遺跡指定範囲と現況から考えると、南北2郭構造と思われます。

【写真】
この農道を直進すると館跡にぶつかります。
農道入り口

ちょうど農道が館跡にぶつかり、北に折れるあたりから見た郭内部。
郭内部
湿気が高く、足元が悪いことから内部には入っていませんが、放置されていて荒れ放題といったところ。

少々北側に行ったあたりから見た郭内部。
郭内部
館を南北に釘っていたのではないか、と思われる空堀の跡のようなものがあります。
おそらく、土塁を突き崩した程度の状態と考えられることから、あまり規模の大きいものではなかったようです。

さらに館跡の北辺付近。
北辺
藪がすごくて何が何やら・・・

北辺付近から遺跡指定範囲の西辺を見たもの。
空堀跡か
左側が郭内部で、おそらくは堀は農道を含む幅6m以上ではなかったかと思います。
ただ、深いものとは思えず、泥田堀にようなものではなかったのかな? と想像しました。

農道が北に折れたあたりから遺跡指定範囲の西辺を見たもの。
空堀跡か
写真中央の奥の方が堀の原型をよりとどめたもののように見えます。
幅4~5mから徐々に狭まっていたように見えます。

かなり小規模で技巧的な遺構はない平地居館のようですが、藪を刈り払えばもう少し遺構が見やすくなると思われる城館でした。

羽前上谷地館(米沢)

ジャンル:中世平城
所在地 :山形県米沢市川井 の一部(米沢工業高校東向かい)
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2017年11月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
築城主・築城時期とも不明。
伝承では、「茂庭周防の嫡男・安部頼母の館」説と「藤原秀郷の一族子孫の館」説があるそうです。

【縄張】
破壊のため不明。
遺跡指定範囲と現況から見ると単郭構造と思われます。

【写真】
遺跡指定範囲の南西隅に古峯神社が祀られています。
神社
周囲の状況を見ると、もしかすると櫓台だったのかもしれません。

その東側には神社境内と同じ高さの土塁状の地形が続いています。
土塁の痕跡と堀跡か?
土塁の削り残しと、堀跡を利用した水路でしょうか。

遺跡指定範囲の全景。
郭全景
畑地化されており、かつての地形が多少なりとも残っているのか、それともまったく残っていないのか判然としません。
ただ、右手前の畑のみが低くなっているのが気になります。

奇跡指定範囲の北側。
切岸か?
ここで断ち切られたようになっているので、かつての外縁部と考えてよさそうです。

かろうじて痕跡が見て取れる程度ですが、人が住んでいる地域の平城としてはまあよく残ったものだな、と思います。

羽前木和田館

ジャンル:中世平城
所在地 : 山形県米沢市木和田 の一部(目印:山形県米沢市木和田60の盛興院
お勧め度:☆☆☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :なし
登城日 :2016年4月
城館位置:GoogleMap

【来歴】
説明板

【縄張】
不明ながら、鎌倉時代のもの、とのことなので単郭のいわゆる方形居館と思われます。

【写真】
写真の水田を含めて、ほとんどが館跡です。
遠景
耕起もまだの状態なのであぜ道をショートカットしました。

館跡内部。
内部
かろうじて手入れはされていますが、いいところ年1回ぐらいでしょうか。

背後の丘陵。
背後の丘陵
見張り台にちょうどよさそうですが、遺跡指定範囲外ですし、ちょっと藪が大変なので昇っていません。

館内部を囲うように細い溝がありました。
西側。
西側の堀跡らしき溝

南側。
南側の堀跡らしき溝

東側。
東側の堀跡らしき溝
これらは説明板の記載内容(幅2.5m~7m、深さ1m)とは比較にならない狭さですが、埋まってしまった結果なのか、それとも別の物なのかは不明です。

かなり初期の武家城館とでもいうのでしょうか。
基本はただの居館でしょうが、背後の丘陵を活かした城館です。

羽前成島城

ジャンル:中世平山城
所在地 :山形県米沢市広幡町成島1057−2(成島八幡神社)
お勧め度:★★☆☆☆
難易度 :☆☆☆☆☆
駐車場 :近くの公園の駐車場が利用できます
登城日 :(忘れた)年(忘れた)月
城館位置:GoogleMap

【登城ルート】
北側にある「成島ワクワクランド」なるスポーツ公園からは南に向かって山林に突入すればすぐです。
ただし、夏はやぶだし、春・秋も通過環境としてはあまりよくありません(藪城に比べれば問題ないレベルですけど)。
東側の丘の麓からなら、神社までの参道があるので問題なし。
ただし、ここには駐車場はありません。

【遺構】
成島八幡神社が主郭と思われます。
その背後(北西方面)に土塁・虎口らしきものがあり、さらにその背後には空堀や土塁であったであろう地形が遺ります。
また、成島八幡神社の上り口(南東方面)には、かつての堀跡を利用したものではないか? と思われる水路があります。

【来歴】
不明。
記録にない城ですが、空堀がかなり入念に施されているので、小規模ながら(今確認できる以上に大きいかも?)築城当時は重要な支城だった可能性があります。
ただ、伊達氏が本城を館山城に移した頃(もしくはその前)には、距離の近さから、廃城され、神社が遷座されたものと思われます。
成島八幡神社の説明板
この地が城館であったことは一切記載がないのが残念(;д;)
自分が間違っているのではないかと不安になりますw

【写真】
登城口
成島八幡神社の参道。登城道か

そのまま参道を登っていくと
成島八幡神社。主郭と思われる
主郭だったと思われる、成島八幡神社の本殿に行きつきます。

その神社の背後(北から西ぐらいまで)には、土塁らしきものが遺ります。
成島八幡神社にある土塁状のもの

そして、その土塁らしきものにはかつての虎口らしき切れ目があります。
成島八幡神社の土塁状のものにある、虎口状の切れ目
食い違いすらない、ただの切れ目のような構造が、中世初期に廃城になったと思わることを感じさせます。
・・・本当に虎口なら

その背後には空堀が姿を見せます。
成島八幡神社の土塁状のものの背後の空堀
※このまま先(写真でいうと上。北方向)に進むと、「成島ワクワクランド」に出ます。

成島八幡神社にある土塁状のものの背後の空堀
勝手に想像しても、幅も深さもたいしたことないと思いますが、背後の丘陵から区画するためにけっこう念入りに空堀を施したのだろうと思われます。

ちなみに、神社の参道手前には、かつての堀を利用したのではないか、と思われる水路もあります。
成島八幡神社の参道手前にある水路
訪問された方々
プロフィール

しろめぐらー

Author:しろめぐらー
山形を拠点に日本のお城めぐりを趣味としています。
あわせて、各地のおいしいものも楽しみにしています。

藪、へび、昆虫が嫌いなこと、運動不足でバランス感覚にかけていることなど、さまざまな理由によって険しいお城を避けたり、がんばっても途中撤退するなどヌル系ですが、それなりに巡ってます。

一応、現場主義ですが、間違ってたらコメントなどでご指摘ください。

完全にブログ更新通知と化してしまったTwitterアカウント=https://twitter.com/jcrsrchr

カテゴリ
最新コメント
最新記事
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

リンク
QRコード
QR
ブログランキング
FC2 Blog Ranking

検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
315位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
64位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ